現代のビジネス環境において、清掃業務の効率化や人手不足は多くの企業が抱える課題ではないでしょうか。そんな中、画期的なニュースが飛び込んできました。
2025年10月30日、ugo株式会社(以下 ugo)は、同社がNTTビジネスソリューションズ株式会社にOEM提供している「ugo Platform」をベースにした「AIロボティクスプラットフォーム」が、アイリスオーヤマ株式会社の新型DX清掃ロボット「JILBY(ジルビー)」に採用されたことを発表しました。これにより、清掃現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)が大きく加速することになりそうです。

「JILBY」を賢くする「AIロボティクスプラットフォーム」の秘密
アイリスオーヤマの清掃ロボット「JILBY」に採用されたこのプラットフォームは、単にロボットを動かすだけではありません。その核となるのは、「AIエージェント」と呼ばれる賢い機能です。
このAIエージェントは、タブレットやスマートフォンといった身近なデバイスを通じて、ユーザーとロボットがテキストや音声でスムーズにコミュニケーションを取れるようにします。まるでロボットがあなたの指示を理解し、状況を報告してくれる、そんな未来のような体験がもうすぐそこまで来ています。
さらに、日々の清掃で蓄積されたデータをAIが自律的に学習し、最適な清掃ルートや頻度、時間帯まで「AIエージェント」が提案してくれます。これにより、経験や勘に頼りがちだった清掃業務が、データに基づいた最も効率的な形へと進化するでしょう。清掃の質を維持しつつ、無駄を省き、人件費の最適化にも貢献してくれます。

複数のロボットをまとめて管理!「ugo Platform」のすごさ
「AIロボティクスプラットフォーム」の基盤となっているのが、ugoが提供する「ugo Platform」です。これは、複数のロボットをクラウド上で一元的に管理できる統合プラットフォーム。
ロボットの「開発・導入・運用・保守」といった一連のプロセスをまとめて行えるので、導入後の管理も非常にスムーズです。ノーコードで業務フローを自動化したり、地図や動作設定を遠隔で調整したり、清掃レポートの確認や異常時の通知なども遠隔で行えるため、現場の負担を大幅に軽減し、運用効率を飛躍的に向上させます。
ugoは、この「ugo Platform」を通じて、AIとロボットが融合した「フィジカルAI」の社会実装を推進しており、今回のアイリスオーヤマ「JILBY」への採用はその強力な一歩と言えるでしょう。
「ugo Platform」の詳細については、以下のリンクからご覧いただけます。
NTTビジネスソリューションズとの強固な連携
この「AIロボティクスプラットフォーム」は、2025年10月27日にugoとNTTビジネスソリューションズ株式会社が協業事業化に向けたOEM契約を締結し、提供が開始されたものです。NTTグループの強固な技術力とugoのロボティクスプラットフォームが融合することで、清掃ロボットの可能性がさらに広がります。
詳細はこちらのプレスリリースもご確認ください。
清掃業務の未来を切り開く「JILBY」と「ugo Platform」
アイリスオーヤマの新型清掃ロボット「JILBY」と、それに採用されたugoの「AIロボティクスプラットフォーム」は、清掃業界における人手不足の解消や業務効率化に大きく貢献する可能性を秘めています。清掃作業の自動化はもちろん、AIによる賢い運用で、より快適で衛生的な環境の維持が期待できるでしょう。清掃業務のDXを検討されている方にとって、この組み合わせはきっと強力な味方になってくれるはずです。








