仕事中の深い呼吸が集中力や認知機能に良い影響を与える可能性
深い呼吸の習慣化サポートデバイス「ston s(ストンエス)」などを手掛けるBREATHER株式会社は、業務時間中に「ston s」を用いた深い呼吸を実施することが、働く人々の集中力や認知機能にどのような影響を与えるかについての分析結果を公開しました。この分析は、東北大学加齢医学研究所発の医療・ヘルスケアサービススタートアップである株式会社CogSmartの協力のもと行われています。
BREATHER株式会社は以前、睡眠前の深い呼吸が睡眠の質向上に繋がる可能性について発表しており、今回はその知見を業務中のパフォーマンス向上に応用すべく、今回の分析を実施しました。
分析の実施概要
今回の分析では、業務時間中に「ston s」を使って深呼吸を実施している利用者の中から、アンケート回答や認知機能セルフチェックに協力した20代から60代の男女計30名のデータが用いられました。データ収集期間は2025年3月から8月の3ヶ月間です。
解析では、利用者の使用状況や使用感に関するアンケートと、脳の健康度チェックツール「のうKNOW®」を用いたセルフチェックのデータが活用されました。
明らかになった3つの結果
結果① 客観データから見る認知機能の傾向
「ston s」を用いた深い呼吸を週平均2回以上実施している利用者では、脳の健康度セルフチェックツール「のうKNOW®」による測定で、「注意力・反応速度の総合評価(Composite Score A)」および「反応速度(Detection Score)」といった認知機能関連指標が高まる傾向が認められました。
これは、深い呼吸が客観的に見て、脳のパフォーマンスに良い影響を与えている可能性を示唆しています。

「のうKNOW®」は、エーザイ株式会社が提供する脳の健康度セルフチェックツールです。詳細はこちらで確認できます。
https://nouknow.jp/
※「のうKNOW」は、疾病の診断や予防を目的としたものではありません。
結果② アンケートから見る集中力の主観データ
利用者アンケートの分析では、「ston s」を使用した深呼吸の実施頻度と「集中できた」と回答する割合の間に相関関係が見られました。深呼吸の頻度が高い利用者ほど、業務に集中できたと感じる傾向があることが示唆されています。
結果③ 使用環境が効果実感に与える影響
「ston s」使用時に「呼吸が深くなった」と感じる実感率には、使用環境による違いが見られました。特に、休憩所で深呼吸を実施している利用者の方が、業務実施場所で深呼吸をしている利用者よりも、高い実感率を示していました。このことから、深い呼吸を行う場所や環境も、その効果を実感するために重要な要素であると考えられます。
休憩所で深呼吸を実施した利用者の満足度調査では、6週間継続した利用者の満足度が70%と高い結果を示しました。「静かな場所で集中して使えた」「手軽に気分を切り替えられた」といった声が多く寄せられており、使用環境が効果実感だけでなく満足度向上にも繋がることがうかがえます。さらに、「ston sを福利厚生として導入したい」という意見も寄せられており、企業からの関心も高まっているようです。
「ston s」とは?
「ston s」は、集中やリラックスを促す「深い呼吸」に着目して生まれた、深い呼吸の習慣化サポートデバイスです。深くゆっくりとした呼吸を促しながら、カフェインやGABAが配合された様々なフレーバーを楽しむことができます。充電不要で使い切りタイプなので、リモートワークやワーケーション、日常の様々なシーンで手軽に持ち運び、試すことができます。


専門家からのコメント
株式会社CogSmart 代表取締役CEO 樋口 彰氏

今回の分析結果について、樋口氏は「『ston s』を週2回以上利用することで、集中力に関わる『注意力・反応速度の総合評価』が高まる傾向が認められたことは、深呼吸により心が落ち着き、『今ここに』集中することができた、ということだと考えられます」とコメントしています。また、深呼吸が副交感神経を刺激し、リラックス状態を促すメカニズムについても解説し、脳のパフォーマンスを最大限発揮するために意識的な深呼吸を取り入れることの重要性を強調しています。
株式会社BP&CO.代表取締役 大貫 崇氏

大貫氏は、働く人の認知機能や集中力における呼吸の影響に関する研究がこれまで少なかったことに触れ、今回の分析結果が非常に意義深いと述べています。深呼吸が神経系と身体を本来の状態に整え、持っている力を発揮しやすくすることに繋がるとし、「仕事の合間に深い呼吸を取り入れることが、軽いリフレッシュだけでなく“負担を溜め込まない働き方”につながる可能性を示唆しています」とコメント。現代の働き方において、意識的に“OFFに切り替える”小さな習慣がストレス軽減や脳のパフォーマンス向上に寄与する可能性を強調しています。
まとめ
今回の分析結果から、業務中に「深い呼吸」を実践することが、反応速度や注意力といった認知機能関連指標、そして集中力スコアの向上に繋がる可能性が示されました。特に、休憩場所での使用など、適切な環境やタイミングで深呼吸を行うことが、効果の実感や継続意向に大きく影響すると考えられます。
BREATHER株式会社は、「ston s」を通じて、意識的な深い呼吸を自然に促し、働く人々の心身のパフォーマンス向上と健やかな働き方を支援することを目指しています。仕事の合間のちょっとした休憩に「ston s」を取り入れて、新しいワークスタイルを体験してみてはいかがでしょうか。
BREATHER株式会社のウェブサイトはこちらです: https://www.breather.co.jp/
株式会社CogSmartのウェブサイトはこちらです: https://www.cogsmartglobal.com/







