フェーズ2で実現した主なハードウェア強化
『Project LYDIA』フェーズ2では、使いやすさと機能性が大幅に向上しています。クリエイターが求める「もっとこうだったら」という声に応える形で、以下のような強化が施されました。
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柔軟性の高いハードウェア設計: ラズベリーパイ5の容易な組み込みに対応し、スタンドアロンUSB MIDIコントローラーとしても動作可能です。
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外部オーディオ・インターフェース不要: オーディオ入出力が本体に設計されたことで、外部機器なしで手軽に利用できるようになりました。
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LCDディスプレイ搭載: 操作ナビゲーションとリアルタイムのパラメータ表示を可能にするLCDディスプレイが新たに搭載され、視覚的な操作性が向上しました。

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ユーザー・メモリー機能: コントロール設定などを保存できるユーザー・メモリー機能により、セッション間のスムーズな移行や設定の呼び出しが可能です。
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MIDI接続への対応: 既存のスタジオやライブ機材との連携を強化するMIDI接続に対応し、高度な制御やオートメーションが可能となりました。
AIは音楽制作の「拡張」ツール
Roland Future Design Lab部長のポール・マッケイブ氏は、プロジェクト初期段階からの大きな反響を通じて、『Project LYDIA』が確かな共感を得ていると述べています。AIを音楽制作の「代替」ではなく「拡張」ツールとして位置づけ、演奏者がニューラルモデルと直感的、物理的、そして音楽的に表現豊かな方法で対話できることを目指しています。見慣れたエフェクトペダルの形を採用することで、AI処理に「触覚的な操作感」と「透明性」をもたらし、クリエイターの創造性を刺激することでしょう。
この開発アプローチは、ローランドとユニバーサル ミュージック グループが共同で推進する「AI for Music」の「AIによる音楽創造のための原則」にも合致しています。AIと音楽のより良い関係性を追求する取り組みに、今後も注目が集まります。

- “AI for Music”特設サイト(英語ページ)
https://aiformusic.info/
今後の展開とフィードバックの機会
『Project LYDIA』フェーズ2は、Superbooth Berlinでの初公開後、2026年6月初旬に日本で開催予定のAudio Developers Conference Japanをはじめ、さまざまなイベントで紹介される予定です。Roland Future Design LabとNeutoneは、今後もクリエイターからのフィードバックを積極的に収集し、プロジェクトのさらなる進化に活かしていくとのことです。
- Audio Developers Conference Japan 2026 公式サイト
https://audio.dev/adc-japan-26/
音楽クリエイターの皆さんは、詳細情報やフィードバック提供に関心があれば、ぜひアンケートにご参加ください。(英語ページ)
『Project LYDIA』に関するより詳しい情報や技術の詳細については、Roland Future Design Labの特集記事もご覧いただけます。(英語ページ)
- Roland Future Design Lab特集記事
https://articles.roland.com/introducing-project-lydia
株式会社Neutoneについて
Neutoneは、東京を拠点に、新しい音楽を生み出すためのAIテクノロジーを研究・開発するソフトウェア企業です。未知のサウンドを探求するアーティストのために、独自のAIを用いた実験的な楽器を開発しています。
- ウェブサイト
https://neutone.ai/
ローランド株式会社について
ローランド株式会社は、デジタルピアノ、シンセサイザー、電子ドラム、ギター関連製品、アンプ、DJ 機器、映像・音響機器などを開発・製造している電子楽器メーカーです。1972年の設立以来、最先端の技術で新しい「音」を追求し、世界中のクリエイティブな人々とともに未来を創る「WE DESIGN THE FUTURE」をブランド・メッセージとして掲げています。
- ウェブサイト
https://www.roland.com/jp/








