設置場所を選ばない超小型設計
「S12 CO2」の最大の魅力は、その驚くべき小型サイズです。わずか18mm × 15mm × 7mmというコンパクトさで、空調機器や壁面モニター、全熱交換器といった限られたスペースにもすっきりと収まります。これにより、機器のデザイン性を損なうことなく、空間と調和した形で空気質をモニタリングできます。また、配線工事が難しい既存の建物でも、低消費電力という特長を活かして電池駆動型のワイヤレスCO₂モニタリングが可能になるため、後付けでの導入も非常に容易です。
高精度と低消費電力はそのままに
小型化を実現しながらも、センスエア社が長年培ってきたNDIR(非分散型赤外線吸収)方式のセンサー技術に基づく高精度と低消費電力性能は維持されています。平均消費電流はデフォルト設定で34μA未満と非常に少なく、長期間にわたる安定した稼働をサポートします。
「S12 CO2」の主なスペック
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測定レンジ: 400~10,000 ppm
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測定精度: +/- (30 ppm + 3 % of reading)
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動作環境: -10~60℃, 0~85% RH
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想定寿命: 通常環境下で15年以上
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小型サイズ: 18mm × 15mm × 7mm
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平均消費電流: < 34μA(デフォルト設定)
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表面実装可能・SMDリフロー実装対応
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ANSI/ASHRAE Standard 62.1-2022 Addendum d、RESET Grade B、WELL Building Standard®(WELL v2™)などの国際規格に準拠
ゼロエネルギー建築と快適な室内環境の実現へ
近年、世界的に建物のエネルギー効率向上に向けた動きが加速しており、特に欧州ではZEB(Zero Emission Buildings)化が義務付けられる予定です。ZEBに関する詳細は欧州委員会のウェブサイトで確認できます。
- 欧州委員会 エネルギー総局: Energy Performance of Buildings Directive (EPBD)
このような背景から、CO₂濃度に応じて換気量を自動調整する需要制御換気(DCV:Demand Controlled Ventilation)が注目されています。「S12 CO2」は、このDCVシステムの普及を強力に後押しし、オフィスビルディングや商業施設におけるエネルギーマネジメントシステム(BEMS)でのIAQ(室内空気質)モニタリングに貢献します。さらに、家庭用空調機器や全熱交換器など、住宅分野への応用も期待されており、あらゆる空間で快適かつ持続可能な環境づくりに貢献するでしょう。
想定されるアプリケーション
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パッケージエアコン
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ルームエアコン
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冷暖房機器
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空気質モニタリング機器
「S12 CO2」の量産開始は2026年内が予定されています。このセンサーが、私たちの生活空間をより快適に、そして地球環境に優しく変えていくことに貢献してくれるはずです。








