「指名検索スコア」でCM効果を可視化
ノバセルが重要視する「指名検索スコア」とは、CM放映前後の指名検索数の増加を放映量で割ったものです。このスコアが高いほど、CMによってブランド名が効果的に検索されたと判断され、クリエイティブや放映枠を客観的に比較する指標となります。

2025年11月 家電・電子機器業界CM指名検索スコアランキング TOP10
2025年11月1日から11月30日の期間に放送されたテレビCMの中で、特に検索行動を促した上位10件がこちらです。

今回のランキングでは、時計、スマートフォンといった日用品から、季節の変わり目に向けた大型家電まで、幅広い製品のCMが上位に並びました。気になるCMをいくつかご紹介します。
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1位:シチズン時計「クロスシー」
俳優・北川景子さんが出演し、「誰かのためじゃなく自分のためにつけるもの」というメッセージで、洗練されたデザインと日常に寄り添う魅力を伝えています。
参考:【クロスシー×北川景子さん新CM】“この時計は、今日の私らしさ。” シチズン クロスシー hikari collection ES9496-64W|腕時計 レディース|シチズン時計 -
2位:パナソニック「パナソニック」
トヨタアリーナ東京の照明や映像演出設備をサポートするCMで、俳優・山田杏奈さんが出演。最新テクノロジーが実現する「未来のアリーナ体験」を訴求しています。
参考:パナソニック TOYOTA ARENA TOKYO篇CM 15秒 | Panasonic -
3位:アップルジャパン「iPhone」
iPhone(iPhone 17 Pro)のCMでは、過酷な状況下でも揺るがない「A19 Proチップ」の圧倒的な処理性能を表現しています。
参考:iPhone 17 Pro | A19 Proチップ | 超人的にパワフル | Apple -
5位:タイガー魔法瓶「土鍋圧力IHジャー炊飯器」
俳優・松坂桃李さんが出演し、一流料亭のような炊きあがりを「うまい」の一言で伝える、ごはんの美味しさがダイレクトに伝わるCMです。
参考:「土鍋は、タイガー」篇 15秒|タイガー魔法瓶 -
6位:P&Gジャパン「ブラウン」
ブランドアンバサダーの俳優・鈴木亮平さんが出演。最高峰モデル「シリーズ9 Pro+」の密着シェービングや深剃り性能をインパクトのある映像で表現し、「驚きのひと剃り」体験を印象的に伝えています。
参考:Braun 新シリーズ9 PRO+ 驚きの「ひと剃り」肌下-0.01mmの深剃りで夕方ヒゲゼロ へ 30秒 -
8位:デロンギジャパン「デロンギ」
声優・俳優の津田健次郎さんとモデル・チバユカさんが出演。暖房による乾燥の悩みを解決し、心地よい部屋でくつろぐ様子を描いています。
参考:デロンギ ヒーター TVCM「私はゼロ風」改篇 -
10位:東芝「ザブーン」
俳優・反町隆史さんが出演し、「取り出しやすい。それも大事な機能だと思う」というメッセージで、洗濯機の魅力を自然体で語っています。
参考:洗濯機「ロー&ビッグ投入口」篇 CM (15秒)|東芝ライフスタイル
注目はメンズスキンケア「DISM」CM、40代以上の指名検索が拡大!
今回のランキングで9位にランクインしたのが、アンファー株式会社のメンズスキンケアブランド「DISM」のCMです。
「効き肌に導く、メディスキンケア。」をコンセプトに、男性の悩みに寄り添った商品を展開する「DISM」。俳優・歌手の岩田剛典さんをアンバサダーに起用した新CMは、2025年11月11日よりTV・WEBで順次公開されました。
「DISM」の美顔器は以前から女性の愛用者も多かった商品ですが、岩田さんの起用により利用者層がさらに拡大。プレゼントキャンペーンやポップアップストアの展開も大きな話題となりました。
公式サイト:https://scalp-d.angfa-store.jp/brand/dism/
検索数が急増した「DISM 美顔器」
「DISM 美顔器」の検索推移を見ると、CM公開が始まった11月10日週に検索数が急増していることがわかります。その後、CM放映量の増加に伴い、検索数はさらに大きく伸びました。

「美顔器」が共起キーワードの1位に
11月に「DISM」と一緒に検索されたキーワードでは、「美顔器」が圧倒的な1位となりました。岩田さんのアンバサダー就任と新CMの公開が、ブランドへの関心を高め、具体的な商品への検索行動へと繋がったことが伺えます。

40代以上の検索ユーザーが大幅に増加
興味深いのは、「DISM 美顔器」の検索ユーザー層の変化です。10月と11月を比較すると、11月は男性の検索割合が上昇し、男女ともに50代の比率が高まりました。もともと関心の高かった30代男性や30~40代女性を含め、10代女性を除く全ての世代で検索数が大幅に底上げされています。


この背景には、岩田剛典さんのファン層が影響していると考えられます。直近1年間における「岩田剛典」さんの検索ユーザー層は、40代以上の女性が中心で、男女比はおよそ3対7。これは11月にプロモーションを行った「DISM 美顔器」の検索層に近い傾向を示しています。

本来「DISM」は30代男性を主要ターゲットとしていますが、36歳の岩田さんを起用したことで、彼の支持層である40代以降へと検索層が拡大。結果として、より幅広い層へのアプローチに成功したと言えるでしょう。メンズスキンケアに興味を持ち始めたけれど、なかなか一歩を踏み出せなかった方々にとって、岩田さんの知的でコミカルなキャラクターが、美容へのハードルを下げ、ポジティブなイメージを与えたのかもしれませんね。
まとめ
2025年11月は、日用品から大型家電まで多様な製品のCMが展開されました。その中でも「DISM」のCMは、岩田剛典さんの魅力を通じて、年齢や性別を超えた幅広い層に「メディスキンケア」という新しい価値を届け、大きな反響を呼びました。人気タレントの起用が、ブランドイメージと合致した時に生まれる相乗効果の好例と言えるでしょう。
本連載はノバセルサイト内コラムでも掲載中です。過去のランキングとあわせて、ぜひご覧ください。
https://novasell.com/columns/202511








