日本電気硝子とGAITの「超薄板ガラス」振動板が第41回HiViグランプリで「技術特別賞」を受賞!

日本電気硝子とGAITが共同開発した「超薄板ガラス」振動板が、オーディオ・ビジュアル専門誌「HiVi」主催の「…


「超薄板ガラス」振動板の魅力とは?

この「超薄板ガラス」振動板は、日本電気硝子が開発した厚さ25μm〜200μm(0.025mm〜0.2mm)という驚異的な薄さのガラスを、GAIT独自の3D成形技術で加工して作られています。従来のスピーカー振動板に使われていた紙や金属、樹脂といった素材と比較して、音の表現力が格段に向上しているのが特徴です。

透明な超薄板ガラス

具体的には、次のような音響特性が挙げられます。

  • 鮮明でクリアなサウンド:音の立ち上がりが速いため、打楽器や弦楽器のアタック音がはっきりと、そしてクリアに耳に届きます。

  • 歪みの少ない自然な音:素材自体が持つ固有の音が少なく、音の立ち下がりが速いため、音が不要に残らず、次の音がクリアに聴こえます。これにより、全体として引き締まった、歪みの少ないサウンドが実現します。

  • 繊細なニュアンスまで再現:非常に軽くて振動しやすいため、アーティストが込めた感情や楽器の微細な響きまで、正確に表現できるでしょう。

  • 優れた耐久性:特殊な化学処理でガラス表面が強化されており、重低音の激しい振動にもしっかりと耐えられます。また、温度や湿度の変化にも強く、長く使い続けられる安心感があります。

音の立ち上がり・立ち下がりとは?

「音の立ち上がり」とは、音が鳴り始めてからピークに達するまでの時間や反応の速さのこと。これが速いほど、音の輪郭がはっきりし、鮮明に聞こえます。「音の立ち下がり」は、音が鳴り終わった後にどれだけ速やかに音が消えるかを示します。立ち下がりが速いと、音が濁らず、クリアな聴こえ方につながります。

HiViグランプリとは

「HiViグランプリ」は、オーディオ・ビジュアル専門誌「HiVi」が主催する、業界内で特に権威ある年間アワードの一つです。この賞は、その年に発表されたすべてのオーディオ・ビジュアル製品の中から、その年のシーンを牽引した優秀な製品を選定するものです。著名な評論家の方々が厳正な審査を行い、受賞製品が決定されます。

次世代のサウンド体験をあなたに

この「超薄板ガラス」振動板は、まだ手に取ったことがない方にとって、これまでのオーディオ体験を大きく変える可能性を秘めています。より良い音を追求するオーディオファンはもちろん、映画や音楽を最高の音質で楽しみたいすべての方におすすめしたい技術です。

この技術に関する詳しい情報は、以下の記事もぜひご覧ください。

日本電気硝子株式会社の公式サイトはこちらです。

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