動物の侵入から施設を守る!スマートフォン連携ユニバーサル自動ドア「ミライロドア」が新たな安全対策を提案

近年増加する動物の出没に対応するため、フルテック、ミライロ、ハウディの3社が共同開発した「ミライロドア」が、自…


施設の安全をスマートに守る!進化した自動ドア「ミライロドア」

近年、各地で熊をはじめとする野生動物の出没が増え、公共施設や商業施設への侵入事例も報告されています。このような状況を受け、施設利用者の安全を確保するための対策が急務となっていますよね。そんな中、フルテック株式会社、株式会社ミライロ、株式会社ハウディの3社が共同開発した「スマートフォン連携ユニバーサル自動ドア『ミライロドア』」が、この課題に新たな解決策を提案しています。

この「ミライロドア」は、ただの自動ドアではありません。その既存機能を活用することで、なんと動物の建物侵入を防ぎながら、人の利便性はそのままに保つことができるのです。

スマートドアの入退室管理システムを図解。左側では熊のような侵入者に対してドアが閉鎖され、進入禁止の標識が表示。右側ではスマートフォンを持つ人物がBluetooth認証により自動ドアをスムーズに通過できる様子が描かれている。

「ミライロドア」で動物侵入を防ぐ仕組み

「ミライロドア」の最大の特長は、スマートフォンアプリと連携すること。利用者が専用アプリをインストールし、スマートフォンのBluetoothをONにしていると、ドアに近づくだけで自動的にドアが開きます。この仕組みによって、アプリを持たない動物にはドアが開かないため、物理的な侵入を防ぐことができるのです。

「セカイロンドア」というアプリのApp Store画面と、その推奨設定例が示されています。設定では「困難種別」が「支援なし」、「接近距離で開ける」が「ON」になっています。

「でも、アプリを持っていない人はどうなるの?」と心配になりますよね。ご安心ください。ミライロドアは、アプリを使わない方のためにタッチスイッチも併用できます。

もし特定の利用者のみが通行するドアであれば、利用者全員がアプリをインストールすることで、動物がタッチスイッチを押して侵入するリスクも防ぐことが可能です。これは、特に安全性を重視したい施設にとって、非常に心強い機能ではないでしょうか。

人にも動物にも優しい、ユニバーサルデザインの自動ドア

「ミライロドア」は、もともとユニバーサルデザインの観点から開発されました。スマートフォンアプリの情報と連携し、通行者の属性を把握することで、設定された内容に応じてドアが適切に開閉します。

例えば、車いすを利用している方や目の不自由な方にとっては、自動ドアの開閉速度や開放時間、そして音声案内などが最適化されるため、「閉まるドアにぶつかりそうになった」「タッチスイッチが押しにくい」「どこにドアがあるかわかりづらい」といった、これまでの自動ドアが抱えていたお困りごとを解決してくれます。

ミライロドアの機能例を示す。車いす利用者はドアが早く開き長く開いたままゆっくり閉まる。視覚障がい者は誘導音や音声案内でドアの開閉を知らせ、同様にドアが動作する。バリアフリー化された自動ドアの利便性を説明している。

このように、ミライロドアは人々の移動をスムーズにするだけでなく、動物の侵入対策という新たな側面からも施設の安全性を高めることができる、まさに次世代の自動ドアと言えるでしょう。

導入を検討するあなたへ

この「ミライロドア」は、フルテック株式会社、株式会社ミライロ、株式会社ハウディの3社が協力して開発しました。残念ながら、現時点での具体的な価格や詳細な性能比較については、プレスリリースには記載されていません。しかし、公共施設や商業施設、あるいはセキュリティを強化したいと考えている企業にとって、この新しいアプローチは大きな魅力となるはずです。

もし、あなたの施設でも動物の侵入対策や、より快適で安全な出入り口の実現を検討されているなら、「ミライロドア」はきっと力になってくれるでしょう。

より詳しい情報や導入に関するお問い合わせは、各社のウェブサイトをご確認ください。

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