マクニカが、次世代の太陽電池として注目されるペロブスカイト太陽電池を搭載した、画期的な「屋内評価用ペロブスカイトIoTキット」の受注を開始しました。このキットは、株式会社エネコートテクノロジーズが開発した高性能なペロブスカイト太陽電池を採用しており、IoTデバイスの電源確保という大きな課題に、スマートな解決策を提示します。
ペロブスカイト太陽電池って何がすごいの？
「ペロブスカイト太陽電池（PSCs）」は、その薄さ、軽さ、そして曲げられる柔軟性、さらには半透明にもできるという、まるで未来から来たかのような特徴を持つ次世代の太陽電池です。一番の魅力は、少ない光量でもしっかりと発電できること。これまでの太陽光パネルでは難しかったビルの壁面や、身の回りの小型電子機器、さらには宇宙空間まで、様々な場所で独立した電源を確保できるようになります。しかも、大面積塗布技術によって、将来的には大幅なコスト削減も期待されているんですよ。
想像してみてください。私たちの日常に無数のセンサーが張り巡らされる未来において、その一つ一つに電源を供給するのは大きな挑戦です。しかし、エネコートテクノロジーズのPSCsは、暗い室内のような低照度下でも高い発電効率を維持できるため、この課題を解決する有力な候補として、大きな期待が寄せられています。
キットで何ができるの？気になる性能をチェック！
今回発表された「屋内評価用ペロブスカイトIoTキット」は、PSCsの力を最大限に引き出し、IoT機器や組み込み機器の開発を強力にサポートします。
キットの特長
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PSCsの性能をしっかり検証：このキットがあれば、PSCsを活用したIoT端末の性能や動作を、実際に手を動かしながら確認できます。開発者は、PSCsがどれくらいの発電量を生み出し、どのようにデバイスを駆動できるのかを詳細に把握できるため、開発の効率がぐんと上がります。
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環境データをリアルタイムで把握：温湿度・照度センサーを搭載しているので、発電量だけでなく、周囲の環境がPSCsの動作にどう影響するかを同時に評価できます。これにより、より実環境に近い条件での検証が可能になります。
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安心のハイブリッド電源：発電した電力の余剰分は二次電池に蓄えられます。もし発電量が不足しても、まずは二次電池から電力が供給され、それでも足りない場合は一次電池がバックアップとして機能します。このハイブリッド構成により、夜間や暗い場所でも継続してデバイスを動作させることができるので、長時間のデータ収集なども安心して行えます。
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コンパクトなサイズ：外形寸法は155.3mm x 125.3mm x 25mmと、開発デスクにも置きやすいサイズ感です。
開発の背景と今後の展望
マクニカは、半導体やAI・IoT分野での豊富な実績を活かし、2022年からエネコートテクノロジーズのPSCsを採用した空気質センサーの開発と実証実験を進めてきました。この長年の取り組みが、今回のキット開発へと繋がっています。
このキットの登場により、これまで電源確保が難しかった場所へのIoTデバイスの設置や、配線工事不要で手軽に導入できるセンサーの開発など、PSCsを活用した新たな製品やサービスの創出が加速することでしょう。マクニカは、エネコートテクノロジーズと共に、PSCsの社会実装をさらに強化し、持続可能な社会の実現に貢献していく姿勢です。
実物を見てみたい！そんなあなたに朗報！
この画期的なキットは、2025年11月19日（水）から21日（金）までパシフィコ横浜で開催される展示会「EdgeTech＋2025」にて、デモ展示される予定です。実際に見て触れて、その可能性を体感するチャンスです！
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会 場: パシフィコ横浜
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日 程: 2025年11月19日（水）～21日（金）
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時 間: 10:00～17:00 ※20日（木）のみ18:00まで
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ブースNo.：BG-05
もっと詳しく知りたい方はこちら
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「屋内評価用ペロブスカイトIoTキット」製品詳細ページ:
https://www.macnica.co.jp/business/semiconductor/articles/nxp/148717/ -
PSCsの特徴を活かした製品試作例（空気質センサ）:
https://www.macnica.co.jp/public-relations/news/2024/144929/ -
株式会社エネコートテクノロジーズについて:
https://enecoat.com/ -
株式会社マクニカについて:
http://www.macnica.co.jp
