
教育現場のICT環境は、GIGAスクール構想による1人1台端末の整備から数年が経ち、まさに更新の時期を迎えています。特に注目されているのは、多様なOSが混在する学習環境への対応と、それに伴う運用効率の向上です。
こうした背景の中、サイレックス・テクノロジー株式会社は、教育現場のICT活用を次のステージへと進めるべく、マルチOS対応ワイヤレス画面転送システム「Z-1 Gen2」を中核とした新製品ラインアップを発表しました。このシステムは、「授業・校内放送・掲示板を統合する」というコンセプトのもと、学校現場が抱える多くの課題を解決に導いてくれるでしょう。
「Z-1 Gen2」が変える教育現場の未来
「Z-1 Gen2」は、Windows、iOS、iPadOS、macOS、ChromeOS、Androidといった主要なOSすべてに対応しています。これにより、先生方も生徒も、手元のどんな端末からでもケーブルやアダプタの切り替えなしに、スムーズに画面を大型提示装置に転送できるようになります。異なるOSの端末が混在する教室でも、これ一つで統一された環境が実現し、授業の準備や進行がぐっと楽になるはずです。
さらに、「Z-1 Gen2」の大きな魅力は、単なる画面転送にとどまらない多機能性です。校内放送機能と掲示板機能を標準搭載しているため、授業時間外でも大型提示装置を有効活用できます。
誤投影の心配もなし!安心のセキュア設計
「投影禁止機能」(特許出願中)は、成績表や出欠簿など、見せてはいけない情報をうっかり投影してしまう事故を防ぎます。特定のアプリやファイル名、ウィンドウタイトルを検知して自動で投影を停止してくれるので、先生方も安心して授業に集中できるでしょう。また、IEEE 802.1X認証対応やPINコードによる投影制御など、セキュリティ面も万全です。万が一のトラブルにも、安心の5年間保証(センドバック修理)が標準で提供されます。
関連製品でさらに広がる活用シーン
「Z-1 Gen2」をさらに便利に使うための関連製品も同時に発売されます。
AMC Cast ― 校内放送をデジタル化
Windows PCにインストールするだけで、PCを放送送信機として活用できます。カメラ映像やPC画面をリアルタイムで複数の教室へ配信できるため、学年別放送や全校一斉放送はもちろん、テロップの重畳や緊急時優先放送にも対応。校内放送がよりスムーズで効率的になります。
ST-10 E model ― 電子掲示板で情報共有を迅速に
校内LANに設置するだけで、「Z-1 Gen2」が電子掲示板端末に早変わり。学年別10枠、部活動別20枠の連絡欄を設定でき、Webブラウザから予約・編集が可能です。複数の先生で分担して利用できるため、情報共有が迅速化し、掲示物の準備にかかる手間も大幅に削減されることでしょう。
AMC Meeting ― 遠隔管理で運用も効率的に
校内の「Z-1 Gen2」を一括で管理し、投影状態の確認や名称設定を遠隔から制御できるツールです。新機能として追加された「投影禁止機能」(特許出願中)は、特定アプリやファイル名、ウィンドウタイトルを検知して誤投影を自動停止。PIN認証や割り込み防止設定で、生徒によるいたずら投影も防ぎます。
導入効果でわかる「Z-1 Gen2」の価値
「Z-1 Gen2」と関連製品を導入することで、教育現場の様々な課題が解決されます。
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OS混在による投影トラブル: マルチOS対応により、端末の種類を問わず統一的な環境でスムーズな投影が実現します。
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校内放送・掲示の非効率: 放送・掲示のデジタル化により、情報共有が迅速かつ効率的になります。
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教員負荷・誤投影リスク: 投影禁止機能(特許出願中)やPIN認証で、安全な運用と教員の負担軽減を両立します。
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機器管理の煩雑さ: AMC Managerによる遠隔一括設定で、運用効率が大幅に向上します。
発売時期と価格
「Z-1 Gen2」および関連製品は、2025年秋に発売予定です。価格については、サイレックス製品販売店または同社へお問い合わせください。
製品の詳細については、以下のリンクからご確認ください。
サイレックス・テクノロジー株式会社は、ハードウェア・ソフトウェアの技術を核とした研究開発型企業として、医療・産業分野のお客様に安全で信頼性の高いワイヤレス技術と組込みノウハウを提供しています。今回の「Z-1 Gen2」は、教育現場における「切れない無線空間」の創造を通じて、最上の個客体験を実現するという同社の理念が詰まった製品と言えるでしょう。GIGAスクール構想の更新期を迎え、ICT環境の再構築を検討されている学校関係者の皆様にとって、この「Z-1 Gen2」はきっと、心強い味方となるはずです。







