パイフォトニクス、高精細な漢字・シンボル表示に対応する新型LED照明「ホロライト・プロジェクター」を発表

パイフォトニクス株式会社は、工場や建設現場の安全対策からイベント演出まで幅広く活躍する新型LED照明「ホロライ…


従来の約200倍!高精細な光パターン表現を実現

この「ホロライト・プロジェクター」は、従来の「ホロライト・マトリクス・シリーズ」と比べて、その表現力が飛躍的に向上しています。最大5,000点のドット表示に対応し、これは従来比で約200倍の解像度です。この高精細化により、漢字を含む複雑な文字やシンボルも鮮明に表示できるようになりました。さらに、光のスクロール表示や、一つの光源から複数のパターンを切り替えて表示することも可能です。

夜の建物の壁面に「MAY ONE」の文字と時刻「17:42」が映し出されています。虹色の光の帯とドット状の抽象的なパターンがプロジェクションマッピングされており、幻想的な雰囲気を醸し出しています。

現場の安全対策からイベント演出まで、広がる活用シーン

「ホロライト・プロジェクター」は、その高い視認性と柔軟な表示機能により、さまざまな場面で役立ちます。

  • 工場・建設現場での安全対策: 「立入禁止」「頭上注意」「安全第一」といった注意喚起のメッセージを、人と車両が交差する場所やクレーンが頭上を通過するエリアに直接投影。危険箇所を明確に示し、事故のリスク低減に貢献します。

  • 生産ラインの作業指示: 生産ラインの変更時など、作業員への指示を光で分かりやすく提示することで、誤認を防ぎ、作業効率の向上にもつながります。

  • イベント・演出用途: 来場者誘導サインやメッセージ投影など、視認性の高い光表示で情報発信と空間演出を両立。イベント会場や商業施設、展示会などで、来場者の目を引きつける魅力的な空間を創り出します。

遠距離でも鮮明!明るさと可変表示機能の詳細

高性能LED光源と大型光学レンズの採用により、「ホロライト・プロジェクター」は遠距離でも文字や図形をはっきりと視認できる明るさを実現しています。照射エリアはS型とL型の2種類が用意されており、S型は30m先で縦1m×横4mのエリアに約400lx、L型は縦1.5m×横6mのエリアに約180lxの照度を確保。これは一般的な家庭用プロジェクターの約45~100倍に相当する明るさです。

また、表示パターンを自由に選択できる「可変表示」に対応している点も大きな特長です。

  • 固定型: 最大5,000点のドットによる固定パターンを表示します。点滅やフェードイン/フェードアウト、スクロール効果といった演出も選択可能です。

  • 切替型: PC接続は不要で、本体背面のボタン操作だけで複数の登録済みパターンを切り替えたり、スクロール速度を変更したりできます。これにより、現場の状況に合わせて柔軟な運用が可能です。

白い背景に置かれた黒い箱型プロジェクターのような照明器具のクローズアップ画像です。前面のレンズ部分から明るい光が放たれています。

主な製品仕様

名称 ホロライト・プロジェクター
英語表記 HOLOLIGHT PROJECTOR
型式 HLPJ
規格電力 125W品
照明色 白色
入力電圧 DC12V/24V/48V、AC100–240V(50/60Hz)
照射サイズ 照射距離30m時:S型 縦1m × 横4m / L型 縦1.5m × 横6m
外形寸法 W100×H101×D237mm(固定部除く)
本体質量 約1.5kg (電源部除く)

今後の展開

「ホロライト・プロジェクター」は、令和6年度浜松市新産業創出事業費補助事業の成果第4弾として開発されました。2025年12月24日には浜松駅ビルで開催される「クリスマス・メッセージ・ライトアップ」にて使用される予定です。また、2026年1月29日には名古屋市で開催される「TechGALA2026」での展示も計画されており、その先進的な光の表現力を直接体験できる機会となりそうです。

パイフォトニクス株式会社について

パイフォトニクス株式会社は、2008年4月の高指向性LED照明「ホロライト」開発以来、製造現場の検査、イベント演出、大学研究機関での実験など、多岐にわたる分野でその技術を提供してきました。光パターン形成LED照明「ホロライト・シリーズ」は、日本、米国、欧州、中国で特許登録されている独自の製品です。安全対策事業、空間演出事業、SDGs達成に向けた鳥害対策事業など、光の新たな可能性を追求し続けています。

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