Nakamichi「Krystal Sound Station」試作ユニット、その実力は?
GREEN FUNDINGで多くの注目を集め、なんと支援総額1,141万8,000円を突破したNakamichiの平面磁界型スピーカーシステム「Krystal Sound Station」。この度、その心臓部とも言える150mm平面磁界型・プッシュプル駆動スピーカーユニットの試作機について、音響特性評価結果が公開されました。
今回の評価は、スピーカーユニット単体が持つ基礎的な性能を確認するために行われたもので、筐体やデジタル信号処理(DSP)の影響を含まない、純粋な電気的・音響的特性が実測データに基づいて検証されています。

安定した電気的特性が、クリアな音の土台に
まず、インピーダンス測定の結果を見てみましょう。可聴帯域全体で大きなピークがなく、約4Ωを中心になだらかで安定した特性を示しています。これは、スピーカーが電気的に非常に安定しており、アンプからの信号をスムーズに受け止められることを意味します。顕著な共振も確認されず、安心して音楽を楽しめる土台がしっかりしていることが分かりますね。

中高域のクリアさと繊細な表現力
次に、周波数応答測定です。約1kHzから8kHzの中高音域で、±3dB以内という非常に安定した応答特性が確認されました。これは、人の声や様々な楽器の音が、原音に忠実に、均一な音圧で再生されることを示しています。
さらに、10kHz以上の高音域でも十分なエネルギーを維持し、15kHz付近にかけても明瞭な高域成分が確認されました。この結果から、平面磁界型ユニットならではの、見通しの良いクリアな高音と、細部にわたる繊細な音の表現が期待できるでしょう。お気に入りの楽曲の隠れたディテールまで、きっと鮮やかに描き出してくれます。

低歪みで、より自然なサウンド体験を
そして、音質の純度を示す歪率測定の結果です。200Hz以上の中高音域において、総合歪率は非常に低い水準に抑えられていることが分かりました。これは、音が濁ることなく、クリアで自然なサウンドが楽しめることを意味します。
一方で、100Hz以下の低音域では、大音量で駆動した際に歪率が上昇する傾向が見られますが、中高音域での高い線形性と安定した動作特性は、実測データによってしっかりと示されています。

技術の秘密:平面磁界型プッシュプル構造
この優れた音響特性を支えているのは、約0.006mmという極薄のPET振動膜と、高磁力ネオジム磁石(N48)を組み合わせた「平面磁界型プッシュプル構造」です。振動膜を両面から均一な磁力で駆動することで、不要な非線形歪みを抑え、安定した応答特性を実現しています。

実際に体験できるチャンス!蔦屋家電で実機展示中
「Krystal Sound Station」の実際の質感や構造を、ぜひご自身の目で確かめてみませんか?現在、蔦屋家電 二子玉川店で実機展示が継続中です。
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会場:蔦屋家電 二子玉川店(二子玉川ライズ・ショッピングセンターテラスマーケット 1F・2F)
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期間:2025年12月23日(火)~2026年1月22日(木)
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営業時間:10:00~20:00
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住所:東京都世田谷区玉川1丁目14-1

今後の展開にも期待が高まる
今回公開されたのは試作ユニットの基礎性能検証データですが、Nakamichiではこれらの結果を踏まえ、製品化に向けた開発と検証を進めています。今後も、技術情報や取り組みについて順次発信されるとのこと。
「Krystal Sound Station」のGREEN FUNDINGプロジェクトページはこちらからご覧いただけます。
プロジェクトページ
クリアで繊細なサウンドを追求するNakamichiの新たな挑戦に、これからも目が離せません。








