Natureと世田谷区がIoT省エネ実証の成果を公開!無理なく電力2.52%削減に成功

Nature株式会社と世田谷区が協働で行った「デジタル技術による新たな省エネ実証事業」の成果報告書が公開されま…


無理なく省エネ!実証事業の概要

本実証事業は、2025年7月1日から8月31日までの期間、世田谷区民384世帯を対象に実施されました。目的は、個人の努力や我慢だけに頼らず、手軽に省エネ生活を実現できるかを検証することです。

Natureは、電力消費量をリアルタイムで可視化するスマホHEMS「Nature Remo E2 lite」と、赤外線リモコンを備えた家電を自動制御できるスマートリモコン「Nature Remo Lapis」を提供。参加世帯はこれらのデバイスと「Nature Home」アプリを通じて、電力消費量の見える化や家電の自動コントロールを体験しました。

驚きの成果!電力消費量2.52%削減

実証事業の結果、参加世帯全体で一般世帯と比較して2.52%の電力消費量削減を達成しました。この成果は、電力消費量の可視化機能や「Nature Remo Lapis」の自動節電機能「オートエコ機能」が参加者の節電行動を効果的にサポートしたことによるものです。

実証世帯と一般世帯の電力消費量比較グラフ

具体的なデータを見ると、実証世帯は7月・8月の平均電力消費量において、一般世帯よりも低い数値を記録しています。

実証世帯と一般世帯の電力消費量比較表

「Nature Remo E2 lite」の見える化機能が節電を後押し

「Nature Remo E2 lite」が提供する電力消費量の可視化機能は、節電に大きく貢献しました。特に、日・週・月・年単位での電力消費量や電気代の表示、過去との比較機能は、参加者が計画的に節電を行い、その結果を振り返る上で非常に有効であることが示されました。リアルタイムの電力消費量確認だけでなく、長期的な視点でのデータ分析が節電意識を高める鍵となったようです。

Nature Remo E2 lite 機能別節電への貢献度合い

「Nature Remo Lapis」のオートエコ機能で快適に節電

「Nature Remo Lapis」の「オートエコ機能」も、節電に貢献しました。この機能は、エアコンの温度を自動で調節し、節電と快適さを両立させるものです。オートエコ機能を活用した参加者は、利用していない参加者と比べて明確に電力消費が抑えられていました。

さらに、1日あたりのオートエコ利用時間が長いほど、電力消費が抑えられる傾向が見られました。これは、エアコンの使用状況にもよりますが、自動制御が継続的な節電に効果的であることを示唆しています。

オートエコ機能の1日平均完走時間 × 電力消費量の6月比上昇割合

今後の展望

今回の実証結果を受けて、世田谷区では、より効果的な省エネ施策の構築に向けた検討が進められる予定です。Nature株式会社も、このポジティブな反響を踏まえ、製品およびアプリの使い心地をさらに向上させ、IoTの力で無理のない節電体験をより便利で有効なものにするための改善を進めていくとのことです。

Nature Remoシリーズで快適スマートホーム

「Nature Remo(ネイチャーリモ)」は、累計販売台数70万台を超える人気のスマートリモコンです。赤外線リモコン対応の家電であれば、メーカーや型番を問わず、スマートフォンから操作できます。外出先からの操作はもちろん、スマートスピーカーと連携すれば音声での操作も可能。タイマー機能や搭載センサー、スマートフォンのGPSを活用して、ライフスタイルに合わせた家電の自動操作も実現します。

最新モデルの「Nature Remo Lapis」は、エアコンの節電制御や快適な室温制御機能を備え、デザインも一新されました。その他、「Nature Remo 3」「Nature Remo mini 2」「Nature Remo nano」など、利用シーンに合わせて選べるラインナップが揃っています。

Nature Remo Lapis

Nature Remo Eシリーズでエネルギーを見える化

「Nature Remo E」シリーズは、コンセントに挿すだけで手軽に導入できるスマホHEMSです。「Nature Remo E2」は、スマートメーターから電力消費情報や電力料金の目安、太陽光発電・蓄電池の運転情報まで、リアルタイムでスマートフォンアプリから確認・コントロールできます。

エントリーモデルの「Nature Remo E2 lite」は、スマートメーターとの連携に特化し、より手軽に電力消費量の見える化を実現します。これらの「Nature Remo E」シリーズは、「Nature Remo」シリーズと組み合わせることで、電力消費量に合わせた家電の自動制御や遠隔操作も可能になり、より賢いエネルギーマネジメントをサポートします。

Nature Remo E2・E2 lite

Nature株式会社について

Nature株式会社は、「自然との共生をドライブする」をミッションに掲げ、IoTプロダクトを通じて再生可能エネルギーへのシフトを目指しています。スマートリモコン「Nature Remo」でスマートホーム市場を牽引し、スマホHEMS「Nature Remo E」でエネルギーマネジメント事業にも参入。電力会社向けのデマンドレスポンス支援サービスやEV充電コントローラー「Nature EV Switch」など、事業領域を拡大しています。

同社は、太陽光パネルや蓄電池、EVなどの分散型エネルギーリソース(DER)を最適制御する「Nature DER Platform」を構築し、電力インフラのアップデートに貢献することで、エネルギーの新しい未来を創造していくとしています。

  • 社名: Nature株式会社

  • 所在地: 〒221-0052 神奈川県横浜市神奈川区栄町1-1

  • 設立: 2014年12月10日

  • 代表者: 代表取締役 塩出 晴海

  • 事業概要: IoT機器の開発・製造・販売、及びエネルギーマネジメント事業

  • URL: https://nature.global/

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