バッテリ寿命10年、測温抵抗体の温度データを無線送信するリモートI/Oノード「SW-42B0-1200」が新発売

セイコーインスツル株式会社は、測温抵抗体の温度データを無線送信するリモートI/Oノード「2AI:RTD SW-…


「ミスター省エネ」がさらに便利に

「ミスター省エネ」は2012年の販売開始以来、温度、湿度、CO2、照度、振動、電力、電流、パルスといった様々なデータの「見える化」を実現し、工場やビル、映画館など多様な場所で導入されてきました。今回、測温抵抗体による温度監視の無線化を望む声に応え、この新しいリモートI/Oノードがラインアップに加わります。

既存の測温抵抗体に本製品を接続するだけで、手軽に温度データを無線で送れるようになるため、これまで以上に多様な環境センシングと監視業務の効率化が期待できます。

導入を後押しする4つの特長

1. 電源工事不要で設置が自由自在

バッテリ駆動なので、電源の確保を気にする必要がありません。電気工事の手間なく、既存設備への後付けやレイアウト変更にも柔軟に対応できるため、導入のハードルがぐっと下がります。

2. 10年間の長寿命バッテリで安心

一度設置すれば、バッテリ寿命はなんと10年。長期間にわたって充電や電池交換の手間がかからないため、ランニングコストやメンテナンスの負担を大幅に削減できます。安心して使い続けられるのは大きな魅力です。

3. 920MHz帯無線で安定通信

920MHz帯の特定小電力無線通信モジュールを採用しています。一般的な2.4GHz帯の無線に比べて障害物の影響を受けにくく、工場内や建物内といった環境でも安定した通信が可能です。大切な温度データを確実に送信できます。

4. 測温抵抗体を2台接続可能

接続端子が2つあるため、2台の測温抵抗体から同時に測定データを送信できます。これにより、1台で複数の場所を効率的に監視することが可能になり、設備投資を抑えながら監視範囲を広げられます。

製品仕様と価格

リモートI/Oノード2AI:RTD(SW-42B0-1200)の製品仕様一覧です。測温抵抗体用のアナログ入力、温度アナログ出力に対応し、920MHz帯無線で100m以上通信可能。測定温度範囲は-70~310℃、10年寿命のリチウム一次電池駆動で、幅広い環境下で動作します。

  • 製品名: リモートI/Oノード 2AI:RTD

  • 型番: SW-42B0-1200

  • 入出力仕様: 測温抵抗体用アナログ入力(2ch)、温度アナログ出力

  • 通信周波数: 920MHz帯 (特定小電力無線 ARIB STD-T108)

  • 通信距離: 見通し100m以上(屋外環境下)※使用環境により異なります

  • 測定温度範囲: -70~310℃ (Pt100 / Pt1000 使用時) ※2線式または3線式に対応

  • 電源: リチウム一次電池(10年寿命)※送信周期1分、周囲温度25℃、Pt100 (3線式)×2Chの場合

  • 外形寸法: (W)82.5mm × (D)24mm × (H)208mm

  • 動作環境: -10~60℃ / 20~90%RH (結露なきこと)

価格はオープン価格となっており、2025年12月下旬に発売予定です。この新しいリモートI/Oノードが、皆さんの現場の温度監視をより簡単で効率的なものに変えてくれることでしょう。

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