能登半島を抱きしめる抱き枕「のとハグ」がOMOTENASHI Selection 2025金賞を受賞

能登半島をモチーフにした抱き枕「のとハグ」が、OMOTENASHI Selection 2025金賞を受賞しま…


震災からの願いが生んだ「能登を抱きしめて眠る」抱き枕

2024年元旦に発生した能登半島地震は、石川県に甚大な被害をもたらしました。Sleep innの代表であり、日本睡眠教育機構の上級睡眠健康指導士である中川裕介氏は、多くのお客様が「夜、安心して眠れない」「心が落ち着かない」と話す姿に直面し、地域を“眠り”で支えたいという強い想いを抱きました。

「能登半島そのものを形にした抱き枕があれば、抱きしめるたびに能登を忘れず、遠くにいても能登とつながる心の安心感を届けられるはず」。そんな願いから、「のとハグ」は誕生しました。

唯一無二の形状がもたらす快適な睡眠

「のとハグ」の最大の特徴は、能登半島の形状をそのまま再現したフォルムです。この特徴的な“くびれ”形状は、試作を重ねる中で偶然生まれたものですが、抱き枕として理想的な体圧分散構造であることが判明しました。

  • 横向き寝を自然に促す

  • 骨盤を支えて腰を安定させる

  • 抱く姿勢で肩の負担を軽減

  • いびきの軽減に寄与

といった効果が期待でき、心と身体をやさしく支え、横向き寝を安定させます。

女性が抱き枕を抱きかかえて安らかに眠る

抱き枕が置かれた寝室の様子

審査員からは、「地域の形を抱くという発想が文化的価値を持つ」「地震の痛みから希望を生むプロダクトであり、社会的意義が大きい」「寝具としての快適性と、地域への想いが融合した唯一無二の商品」といった高評価が寄せられ、「地域の心を包むプロダクト」として今回の受賞につながりました。

蒸れにくく清潔な「コレガナイト®」素材

「のとハグ」のもう一つの魅力は、素材へのこだわりです。側生地には、能登の珪藻土を練り込んだ天竺ニット素材「コレガナイト®」を採用しています。珪藻土は、無数の微細な孔を持つ天然由来の鉱物で、通気性に優れ、湿気やニオイがこもりにくい特性があります。

この特性により、以下の試験結果が確認されています。

  • 消臭性能: アンモニア66%減、酢酸80%減、イソ吉草酸98%減。抱きしめてもニオイがこもりにくいことが科学的に証明されています。

  • 抗菌性能: 黄色ぶどう球菌に対し抗菌活性値5.7(抗菌基準値2.2を大きく上回る)。長時間使用しても清潔さを保ちやすい素材です。

  • 調湿性能: 高湿環境では湿気を吸収し、低湿環境では放湿するという理想的な「吸放湿性」を持ちます。抱き枕で問題になりやすい「蒸れ」を自然に軽減し、季節を問わず快適に使用できます。

さらに、中材のスノービーズとの相乗効果により、ふんわりと身体に沿い、形状保持性が高く、圧が一点に集中しないため、横向き寝を安定させ、精神的な安心感を生む「抱きしめ感」を引き出します。

抱き枕にうつ伏せになりリラックスする女性

抱き枕を抱えて読書をする女性

能登の未来を支える循環型の復興支援

「のとハグ」は単なる寝具ではなく、「能登とともに生きるプロダクト」です。売上の一部は和倉温泉観光協会へ寄付され、観光復興や地域コミュニティ支援に活用されます。

Sleep innは、被災地での大量の布団廃棄の経験を踏まえ、寝具の循環や環境配慮を重視した活動にも取り組んでいます。「のとハグ」は、能登の未来を見据えた、こうした取り組みの象徴でもあります。

各方面からの注目と代表の想い

「のとハグ」は発売以来、読売新聞、北國新聞、中日新聞、石川テレビ、J-WAVE、朝日マリオン・コムなど、地元石川県だけでなく全国的なメディアで多数取り上げられています。

Sleep inn代表の中川裕介氏は、「のとハグを抱きしめるという日常の小さな行為が、能登の人々への想いにつながれば嬉しく思います。眠りを通して地域に寄り添い、安心感を届けたい。これからも能登の未来を見据えた商品づくりを続けてまいります」と語っています。

「のとハグ」の詳細は、OMOTENASHI Selectionの公式ウェブサイトでも確認できます。

能登への想いと睡眠科学が融合した「のとハグ」は、日々の眠りを通じて地域を応援する、温かい選択肢となるでしょう。

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