もう「5Gなのに遅い!」とは言わせない!屋内の通信環境を一変させる新技術が登場

NTTドコモが開発したSub6帯対応レピータ「NRレピータ」が、屋内の5G通信環境を劇的に改善します。商業施設…


屋内での「5Gなのに遅い!」を解決する救世主が登場

スマートフォンで動画を見たり、キャッシュレス決済を利用したりと、私たちの生活に欠かせないモバイルネットワーク。特に5Gの登場で、さらに快適な通信が期待されていますよね。でも、「5G対応のはずなのに、建物の中だと途端に遅くなる…」そんな経験はありませんか?

実は、5Gで使われる「Sub6帯」という高い周波数の電波は、建物の中に届きにくいという特性があるんです。そのため、屋外の基地局だけでは、商業施設やオフィスビルといった屋内の高トラフィックエリアで安定した5G環境を整えるのが難しいという課題がありました。かといって、屋内に専用の基地局を設置しようとすると、時間もコストもかかってしまうのが現状です。

そんな悩みを解決してくれる、画期的な技術がNTTドコモから発表されました!それが、国内で初めて開発されたSub6帯対応のレピータ、その名も「NRレピータ」です。

NRレピータを用いた屋内5Gエリア構築イメージ

NRレピータって何がすごい?

NRレピータは、屋外の基地局から届く電波をキャッチして、それを増幅し、屋内に向けて再放射する優れもの。これまでの屋内基地局のように、大がかりな光ファイバー回線の敷設などが不要なので、まるで魔法のように手軽に5Gエリアを構築できるのが最大の魅力です。

コストと期間を大幅カット!

新しい屋内基地局を設置する場合と比べて、NRレピータの導入は投資や運用コストを抑えられ、さらに工事期間もぐっと短縮できます。つまり、これまで5G環境の整備をためらっていた場所でも、気軽に導入できるようになるかもしれません。

実際にどれくらい快適になるの?

2025年9月には、実際に商業施設にNRレピータが設置され、その効果が実証されました。結果は驚くべきもので、約250m2の屋内5Gエリアで、なんとスループットが約10倍も向上したことが確認されています。動画の読み込みがサクサク進んだり、オンラインゲームが途切れたりする心配が減ったりと、日々の使い心地が格段に良くなることが期待できますね。

しかも、このエリア改善にかかった期間はわずか数日。通常の基地局建設に比べ、圧倒的なスピードで快適な通信環境が手に入ったのです。

NRレピータの基本仕様

これからの5G体験がもっと身近に

NRレピータは、Sub6帯(3.7GHz帯および4.5GHz帯)の5G無線通信方式「NR」に対応しています。この技術がさらに普及すれば、これまで電波が届きにくかった場所でも、ストレスなく高速な5G通信を楽しめるようになるでしょう。

NTTドコモは今後、このNRレピータの導入を積極的に進めていくとのこと。ショッピングモールや地下街、オフィスビルなど、人が多く集まる場所での5G体験が、もっと快適で便利なものになる日がきっと来るはずです。あなたの日常も、NRレピータによってさらにスムーズになるかもしれませんね!

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