日常の健康管理に新たな提案
インナーダウンブランドのTAIONは、10年間ブランドを成長させ、ヒーティングモジュール搭載ダウンウェアなど、衣服に新しい価値を提供してきました。そんなTAIONが次なるガジェットを模索する中で注目したのは、超高齢化社会や医療負荷の増大、そして高まるセルフケア意識といった社会課題です。これらの背景から、「日常的に身体を観るウェアラブル」の必要性が強く感じられ、腹部に着目したデバイス開発につながりました。
衣服の上から計測可能！ベルト型デバイスの革新性
『VITAL BELT』の最大の特徴は、ベルト位置でミリ波センシングを行う世界初のデバイスである点です。従来のスマートウォッチやリング型デバイスが皮膚に密着させる必要があったのに対し、『VITAL BELT』は衣服の上からでも呼吸・脈拍・体動の計測が可能。これは、今までミリ波を近距離照射し体動をセンシングするという発想がなかったことから生まれた、まさに新しいアプローチと言えるでしょう。この技術により、これまで取得が難しかった生体情報の可視化が実現します。
ベルト位置でのバイタルセンサー取り付け方法など、多数の特許も取得済みとのこと。安心して日々の健康を見守ってくれる頼れる存在になりそうです。
ファッションとテクノロジーの融合
『VITAL BELT』は、直感的に操作できるユーザーインターフェースと、身体に自然にフィットするネオジムを使用した着脱設計を採用しています。バックル部（センシングデバイス）とベルト部（ベースプレート）はセパレート構造になっており、バックルだけを取り外して充電できるため、ベルトはそのまま普段使いが可能です。さらに、ベルト部のデザイン・素材・カラーを自由にカスタマイズできるので、アクセサリー感覚でファッションに取り入れられます。健康管理デバイスでありながら、おしゃれも楽しめるのは嬉しいポイントですね。
広がる健康解析の可能性と将来への期待
腕や指のウェアラブルデバイスで取得した情報と、『VITAL BELT』の呼吸データなどを組み合わせることで、より精度の高い健康管理が実現できる可能性があります。ユーザーの呼吸状態やストレス兆候、姿勢の崩れなど、身体の小さな変化をいち早く捉えることを目指しているそうです。
将来的には、腹部位置を活かした以下の医療・ウェルネス領域への展開も期待されます。
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胎児や腸内環境の観測
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深部体温を上げる周波アプローチによる細胞活性
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脳腸相関を応用したコンディショニング
日々をサポートするアプリケーション
アプリケーションでは、アクセス時にユーザー認証とキャリブレーションを行い、一人ひとりに最適化されたデータ取得を実現します。呼吸・脈拍・睡眠データを活用した健康管理に加え、蓄積データをもとにしたリコメンドや行動提案も期待されます。例えば、以下のような活用領域が想定されています。
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健康ウェルネスアプリ: ヨガ呼吸・美容呼吸・瞑想呼吸
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集中度アプリ: 集中呼吸・ストレス軽減呼吸・感情解析
また、環境状況を検知し、高齢者の階段昇降を検知して注意喚起するなど、リアルな安全サポートにも活用できるとのこと。日々の生活に寄り添い、私たちを優しく見守ってくれるでしょう。
発売日と価格について
『VITAL BELT』は、BLACKとSILVERの2色展開で、2027年の発売が予定されています。価格はデバイスとベルトのセットで30,000円から50,000円を予定しているとのこと。少し先の発売になりますが、今から楽しみですね。
『VITAL BELT』は、アパレルとテクノロジーを融合させる「衣類が身体を見守る」未来の実現を目指しています。日々の健康をさりげなくサポートしてくれるこの新しいデバイスで、より豊かな毎日を送ってみませんか。
お問い合わせ先
株式会社 D.O.N
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