広がる5Gの世界!電気興業がNTTドコモ向けに新無線装置を納入
電気興業株式会社は、NTTドコモが構築を進める5G商用サービスに向けて、O-RANフロントホールインタフェース仕様に準拠した700MHz帯マクロセル用無線装置の納入を開始しました。この新たな無線装置は、5Gの広域展開を力強く後押しする、画期的な技術が詰まっています。
小型・軽量・低消費電力を実現した高性能デバイス
今回納入が始まった無線装置は、700MHz帯の特性を最大限に活かし、広範囲をカバーする5Gエリアの展開を念頭に設計されました。電気興業独自の技術と高効率化を追求した設計により、小型化と軽量化、そして低消費電力という、運用面で非常に重要な要素を高いレベルで両立しています。これにより、設置場所の選択肢が広がり、より柔軟なネットワーク構築が期待できます。
NTTドコモとの強力なパートナーシップと実績
電気興業は、長年にわたり培ってきた無線アクセス分野の豊富な知識と経験を活かし、今回の無線装置開発を進めてきました。特に、2022年からNTTドコモ向けに納入している5G対応3.4GHz帯無線装置の実績も高く評価され、今回の採用に至ったとのことです。両社は2019年よりO-RAN Allianceに参加し、オープンな接続仕様に準拠した無線装置の開発を共に推進してきました。
NTTドコモの増田昌史執行役員 無線アクセスデザイン部長は、「電気興業が開発したO-RAN ALLIANCE仕様準拠の700MHz帯無線装置を商用導入することで、4G周波数として利用していた700MHz帯の5G転用を効率的に実施し、5Gエリア拡大による通信品質向上を推進します。今回の協業を通じたオープンRANのエコシステム拡大にも期待しています」とコメントしています。
電気興業の河原敏朗取締役執行役員 R&D統括センター長も、「新たに当社5G対応700MHz帯無線装置を、NTTドコモ様の商用ネットワークにご提供できることを大変光栄に思います。今後も引き続き当社の技術力と知見を最大限に発揮し、高性能で品質の高いアンテナと無線装置の提供を通じて通信インフラの発展に寄与してまいります」と意気込みを語っています。
広がる5Gの未来へ
電気興業とNTTドコモは、今後もパートナーシップをさらに強化し、アンテナ技術と無線装置開発力を統合することで、多様なニーズに応える製品群の提供を進めていくとしています。この取り組みは、より快適で広範囲な5Gサービスの実現に向けた大きな一歩となるでしょう。
詳細情報
電気興業株式会社の詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。
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