驚きの小ささ!「SC-10S」がもたらす新しいデバイス体験
あなたの日常に寄り添うスマートデバイスが、もっと小さく、もっと賢く、もっと頼りになる存在になったら嬉しいですよね。そんな未来を現実にする、画期的な電子部品がセイコーインスツル株式会社から登場します。
2026年4月より量産が開始される音叉型水晶振動子「SC-10S」は、なんと世界最小サイズ(1.0×0.8×0.32mm)を実現。スマートリングやスマートウォッチといったウェアラブル機器、そしてIoTデバイスの進化をさらに加速させることでしょう。

なぜ「SC-10S」が必要なの?
近年、スマートリングやスマートウォッチ、IoTデバイスなど、身につけたり、生活空間に溶け込んだりする小型機器が急速に普及しています。これらのデバイスは、より高密度に部品が実装され、消費電力を抑えつつも高性能であることが求められています。
「SC-10S」は、こうした時代のニーズに応えるべく開発されました。独自のフォトリソグラフィー技術を駆使し、これまでの製品と比べて実装面積を33%も削減。手のひらに収まるどころか、指先に乗るほどの小さなデバイスに、さらに多くの機能が詰め込めるようになるのです。
「SC-10S」のすごいポイント
1. 驚きの世界最小サイズ
水晶ウェハ上に微細なパターンを形成する独自のフォトリソグラフィー技術により、音叉型振動子(32.768kHz)としては、2025年11月時点で最小サイズとなる1.0×0.8×0.32mmという、超高精度な加工が実現しました。これにより、デバイスの設計自由度が格段に向上します。
2. 小さくても高性能!低ESRを両立
一般的に、電子部品は小型化すると性能が落ちやすい傾向にあります。特に、水晶振動子の場合、ESR(直列抵抗値)が上昇しがちです。しかし、「SC-10S」は独自の設計・製造技術により、小型化しながらも従来品と同等の低ESR(90kΩ max.)を維持。これにより、デバイスの省電力化に貢献し、バッテリーの持ちが良くなることが期待できます。
3. 安心して使える高い耐久性
スマートデバイスは、日常的に衝撃や振動にさらされることも少なくありません。「SC-10S」は、そうした厳しい環境下でも高い周波数安定性を確保し、信頼性の高い動作を実現します。あなたのデバイスが、どんな時も正確に動き続けるための大切な土台となるでしょう。
主な仕様
どんなデバイスに搭載されるの?
「SC-10S」は、以下のような様々なデバイスでの活躍が期待されています。
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スマートリング、スマートウォッチ、スマートタグ、補聴器などのウェアラブル機器
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Bluetooth、LPWAなどの通信モジュール
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RTC(リアルタイムクロック)用クロック周波数
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各種マイコンのサブクロック
より小さく、よりパワフルに、そして安心して使えるデバイスがあなたの手元に届く日も近いかもしれません。
生産スケジュール
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サンプル出荷開始:2025年12月
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量産開始:2026年4月








