ティルトシフトレンズで写真をもっと自由に
「Tilt-Shift 17mm f/4 ASPH.」の最大の魅力は、その名の通り「ティルト」と「シフト」という二つの機構にあります。これらを活用することで、これまで難しかった写真表現がぐっと身近になります。
ティルト機構でピントを操る
ティルト機構を使えば、レンズを左右それぞれ最大8度まで傾けることができます。これにより、ピントが合う範囲(被写界深度)を意図的にコントロールできるのです。例えば、手前から奥まで全体にピントを合わせたい風景写真や、逆にピントの合う範囲を極端に狭めてミニチュアのようなユニークな写真を撮りたい時に大活躍します。被写体の形状や配置に合わせて、写真に奥行きや遊び心を加えることができるでしょう。
シフト機構で遠近感を補正
建築写真や都市の風景を撮る際、「建物が奥に倒れて写ってしまう」という経験はありませんか? シフト機構は、このようなパース(遠近感)を抑え、建物を水平・垂直に保った自然な構図で撮影することを可能にします。これにより、プロのような正確でバランスの取れた建築写真や、広大なパノラマ写真も手軽に撮影できるようになります。

中判センサーカメラにも対応する広範な表現力
このレンズのもう一つの大きな特徴は、直径64mmという大きなイメージサークルを持っていることです。これにより、35mmフルサイズセンサーカメラだけでなく、44×33mmの中判センサーカメラにも対応しています。中判カメラの豊かな階調と高解像度を活かし、ティルトシフトの表現力をさらに引き出すことができるでしょう。

高精細な描写と美しい光芒
「Tilt-Shift 17mm f/4 ASPH.」は、大型のASPH非球面レンズ2枚を含む11群17枚の光学設計を採用しています。これにより、広角レンズで起こりがちな歪曲収差や色収差、色にじみを効果的に抑制し、クリアで高精細な描写を実現します。また、10枚の絞り羽根は、絞り込んだ際に10本の美しい光芒を表現し、夜景や逆光のシーンで印象的な写真を生み出すことができます。

快適な操作性と多彩な機能
360°回転機構(富士フイルムGFX Gマウント用は非搭載)は、ティルト・シフト機構と組み合わせることで、構図やピント面を柔軟に調整できるため、撮影の自由度をさらに高めます。回転角は15度ごとにクリックストップが設けられており、スムーズかつ確実な操作が可能です。耐久性に優れた金属製鏡筒に、クリック付き絞りリングも搭載されており、直感的な操作性も魅力です。
製品仕様
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対応マウント: ソニーE / 富士フイルムGFX G
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対応撮像画面サイズ: 35mmフルサイズ(ソニーE)/ 中判フォーマット 44×33mm(富士フイルムGFX G)
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焦点距離: 17mm
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レンズ構成: 11群17枚(ASPH非球面レンズ2枚、高屈折レンズ6枚)
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フォーカス: MF(マニュアルフォーカス)
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絞り: F4-F16
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絞り羽根: 10枚
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最短撮影距離: 0.3m
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シフト量: ±8mm
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ティルト量: ±8°
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回転角(レボルビング): 360°(富士フイルムGFX Gマウント用は回転機構非搭載)
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サイズ(マウント部除く): 約Φ88×120mm ※マウントにより異なります。
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質量: 約1040g
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フィルター径: フィルター装着不可
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付属品: レンズフード、前後キャップ
サンプルフォトで広がるイメージ
このレンズが描き出す世界を、ぜひサンプル写真でご覧ください。



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銘匠光学 TTArtisan Tilt-Shift 17mm f/4 ASPH.は、写真表現の幅を広げたいと願うすべての人におすすめできるレンズです。特に、建築写真や風景写真、そしてユニークな視覚効果を追求したいクリエイターにとって、きっと手放せない一本となるでしょう。このレンズを手に、あなたの想像力を写真に映し出してみませんか?
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